アーティスト:天宮 凛
歌詞
ねえ、見えるかい?
この狭い世界の外に 揺れる光を
沈黙の底で眠るJaú
ただ流れに身を委ねている
誰もが笑って覗き込む
丸い窓の向こうから
「可哀想に」と響いてくる
その言葉すら もう何度目だろう?
Pirarara が 微かに動く
水面の反射が瞳を刺す
閉じ込められた夢の残骸が
砂の下で眠っている
いつからか変わらない
餌の味なんてもう分からない
自由なんて知らないまま
呼吸だけが 命を証明している
君はガラス越しに笑う
その笑顔を見ているだけで 胸が痛い
「出してあげたい」なんて言葉より
この静寂の方が ずっと優しい
Piraiba が 光を追う
届かないものを 追い掛けるように
外の世界が 本当にあるのなら
僕らは 此処に閉じ込められたのだろう?
時々 思うんだ
この檻が 誰かの優しさなら
自由って 一体何なんだろう?
閉じ込める手も 同じように震えてた
ガラスの底で見てたよ
君達の笑顔と憐れみを
**We’re breathing in the same water,
Dreaming in the same cage.**
僕らの絶望は 君達の安堵
そんな風に見えていた
この場所で何十年も
変わらぬ景色を見続けてきた
君達は外にいる筈なのに
何故そんな目をしてるんだ?
見えない鎖を引き摺って
急ぎ足で通り過ぎる人達
息を詰めて笑う姿が
まるで此処の水の中みたいで
ガラスの底で見てたよ
外の自由を信じる人達を
**You call it “freedom,” I call it “glass.”
You live the same, behind the mask.**
でも どうしてだろう?
君達も檻の中に見えたんだ
ねえ 僕らの違いって 何だろう?
此処にも空は映っている
君は陸で 僕は水の中
同じように 見えない誰かに飼われている
もう外を羨まない
同じ檻の中で 共に揺れる
**You and I, we breathe alike —
the glass between is just a lie.**
僕も君も ただの影
ガラスの底で 安心している
ねえ、聞こえるかい?
君の呼吸が 此処まで届いている
僕は水の中 君は空の下
でもどちらも 動けやしない
もう僕を憐れまなくて良い
その瞳の奥にも 同じ絶望がある
ほら――
お前らも 結局同じじゃないのか?

